七つの星の落し物
(そうか。 僕は見えていないんだから・・・、
ちょっと中をのぞいても構わないかな・・・。)

リゲルはそおっと、窓から中をのぞいてみる。

(?? あれ?)


中には、5人ほど人がいた。
猫みたいな生き物もいた。

でも・・・みんな動いていなかった。

リゲルは急いで家の中へ入ってみる。

グ――ッ ス――ッ
グ――ッ ス――ッ

(なんだ。 びっくりした! みんな寝てるんだ。
あれ? でも何で? こんな真昼間から?)

ヒュ――ッ

その時、開け放たれた部屋の窓から、爽やかな風が吹いてきて、テーブルの上のノートがパラパラとめくれた。


(ん?)

ノートはテーブルに突っ伏して寝ている、女の子の手元にあった。

それは女の子の物らしく、めくれたページにはかわいい絵が描かれていた。
リゲルは、何気なくその絵を見る。
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