七つの星の落し物
宇宙船に戻ったリゲルは、今度は袋の中から、手回しの取っ手が付いた金色の小さな箱を取り出した。

「これかな?」

リゲルは、その取っ手をくるくると回してみる。

リロリロ リロリン♪
リロロン リロロン♪


「オルゴールね。」

アルは大きな耳をぴくぴくと動かす。

「きれいな音・・・。」


「音楽はね、心をいやしてくれるんだ。
優しくね・・・。

あのドラゴンは歌がとっても好きだろ?
だから、きっとこれを気に入ってくれると思ったんだ。」


「そうね、気に入るわ! きっと!」

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