七つの星の落し物

「そう。 じゃ、最後の紫の点を触ってみて。」


「ああ分かった。  あ・・あれ?!」

リゲルが銀色のスティックで触ろうと思った点は、さっきの位置には見当たらない。


「ふふ。
その星はね、時間によってその位置を変えるの。
今は・・・、ほら、ここにあるわ。」

アルは盤のいちばん下の辺りをツンツンと鼻で示した。


「ほんとだ! 急がなきゃ!」


リゲルは最後の点をスティックで触った。

ギィィィィ――――ン!!

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