七つの星の落し物
部屋の中の光景を見てリゲルは思わず息を飲んだ。
そこにあったものは、巨大な生き物の頭部だった。
それは、部屋の中央にある丸い穴から頭だけを出してこちらに顔を向けている。
(あれって・・・、確か「バク」とかっていう生き物だよな・・・。夢を食べるって言われてる・・・
じゃあ、さっき1階で見たのは、コイツのお腹・・・?!)
部屋の隅には、一人の老人が大きなソファに座っている。
アンドロイドは、抱えていたジュラルミンのケースを開け、中から透明なカプセルを取り出した。
そのカプセルには、その色や形を様々に変化させながら広がったり縮んだりするスライムのようなモノが入っていた。
「ああ、また持ってきたのか・・・。
まだ、あったのか・・・。」
男は、寂しそうにつぶやく。
そして、アンドロイドからそのカプセルを受け取ると、バクのような生き物の口めがけて、それを放った。
しかし、その生き物はそれをプンッと鼻先で飛ばし、下に落とした。
落ちたカプセルは、パリンと割れて、中のモノは空中にサッと溶けて消えた。
そこにあったものは、巨大な生き物の頭部だった。
それは、部屋の中央にある丸い穴から頭だけを出してこちらに顔を向けている。
(あれって・・・、確か「バク」とかっていう生き物だよな・・・。夢を食べるって言われてる・・・
じゃあ、さっき1階で見たのは、コイツのお腹・・・?!)
部屋の隅には、一人の老人が大きなソファに座っている。
アンドロイドは、抱えていたジュラルミンのケースを開け、中から透明なカプセルを取り出した。
そのカプセルには、その色や形を様々に変化させながら広がったり縮んだりするスライムのようなモノが入っていた。
「ああ、また持ってきたのか・・・。
まだ、あったのか・・・。」
男は、寂しそうにつぶやく。
そして、アンドロイドからそのカプセルを受け取ると、バクのような生き物の口めがけて、それを放った。
しかし、その生き物はそれをプンッと鼻先で飛ばし、下に落とした。
落ちたカプセルは、パリンと割れて、中のモノは空中にサッと溶けて消えた。