七つの星の落し物
リゲルは思わず手の甲を額にかざした。
部屋の真ん中には、直系1m程の大きな球が浮かんでいて、そこを光源として部屋中へ まばゆいばかりの白い光りと、キラキラした星の粒が広がっている。
そして、部屋のあちこちには、時計、望遠鏡、羽根、地図、鏡・・・など様々なモノが、ホログラムのような立体映像となって浮かんでいた。
「あぁ、 ゴメンゴメン!!
今ね、丁度落し物が届いたところだったんだ。
ちょっと待ってて。
この光りはもうすぐおさまるから・・・。」
男は松葉杖を着きながら立ち上がり、その球体に近付いて行く。
そして、その光源を確認するように、うんうんと うなずくと、また もといた机の場所に戻り、机の上の板に印を付けた。
男が言う通り、その光りは段々に弱くなっていき、やがてそれはつるつるとしたコバルトブルーの球になった。
球の表面には無数の点が小さくまたたいている。
リゲルは恐る恐るその球体に近付いていく。
「あの・・・、これは、天球儀ですか?」
部屋の真ん中には、直系1m程の大きな球が浮かんでいて、そこを光源として部屋中へ まばゆいばかりの白い光りと、キラキラした星の粒が広がっている。
そして、部屋のあちこちには、時計、望遠鏡、羽根、地図、鏡・・・など様々なモノが、ホログラムのような立体映像となって浮かんでいた。
「あぁ、 ゴメンゴメン!!
今ね、丁度落し物が届いたところだったんだ。
ちょっと待ってて。
この光りはもうすぐおさまるから・・・。」
男は松葉杖を着きながら立ち上がり、その球体に近付いて行く。
そして、その光源を確認するように、うんうんと うなずくと、また もといた机の場所に戻り、机の上の板に印を付けた。
男が言う通り、その光りは段々に弱くなっていき、やがてそれはつるつるとしたコバルトブルーの球になった。
球の表面には無数の点が小さくまたたいている。
リゲルは恐る恐るその球体に近付いていく。
「あの・・・、これは、天球儀ですか?」