七つの星の落し物
リゲルは、白い袋の中から、一枚のキラキラ光る円盤方のモノを取り出した。
「ディスク?」
「うん。 この中にはたぶん、あの星の人達の色々な記憶が入っているんだと思う。
夢は、記憶があれば、また創ることが出来る。
それを、万華鏡みたいに、様々に変化させてね。」
「そうか。 無くした夢は、また創ればいいのね。」
「じゃあ・・・入れるね。」
リゲルは、ディスクを引き出しに入れ、ゆっくりとレバーを引いた。
シュン!!
宇宙船の先から、ミラ目掛けて、紫色の光線が放たれた。
すると星は、キラキラと七色の光りを放ちながらゆっくりと回り始めた。