七つの星の落し物

小さな子供部屋。

ベッドの脇には、赤い縄編みのセーターを着た男と、ブロンドの髪に緑のリボンを結んだ女が立っている。

女は、ベッドに寝ている子供の胸元にそっと布団をかけてやる。


「ねえ、この子ったらこの『星の落し物盤』を絶対に離さないのよ。」


「いいさ。
これは、さっき頼まれたモノと一緒にプレゼントしてやるよ。
来年もまた、宇宙船サブリナに乗れるようにね!」


「あら、この子笑ってるわ。
ふふ。 どんな夢を見ているのかしらね・・・。」




リゲルは、夢を見ていた。

パパとママと三人で、宇宙船に乗って星を旅する夢・・・。



May-be・・・ Dreams Come True !!




Fin

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