【COLORS②】スイカに恋したい
ボーイorガール?
「早乙女先輩〜ぃ!そろそろ決めないと今後のスケジュールに支障がぁ」
ここはとある部室でのやりとり。
何やら切羽詰まっているらしい。
「フフフ……安心したまえ!」
「おおぅ!ではっやっと見つかったのですねぇ〜っ!さすがは先輩!部長だけのことはありますね!」
「一言余計だ、凜子。私が全力を出せば人の一人や二人集めるなんて朝飯前だ!」
「頼もしい限りですぅ〜!では柳凜子(やなぎりんこ)、早速、台本を渡しに行って参ります!」
「ちょっと、待てぃ。そんなに急ぐな。実はまだ──その、なんと言うか、直接話はしてないのだ」
さっきまで空気が一瞬で凍りつく。
「今、なんと?」
「だから〜ぁ、遠くから見ただけで接触はこれから……」
「さおとめ、せんぱぁいっっ----------!!!!!!!時間もないのに、もし交渉に失敗したらどうするんですかぁぁ」
「大丈夫だ。必ずなんとかしてみせる!」
これは演劇部の威信にかけても必ずやあの子を入部させねば!
確実に未来はない。
ここはとある部室でのやりとり。
何やら切羽詰まっているらしい。
「フフフ……安心したまえ!」
「おおぅ!ではっやっと見つかったのですねぇ〜っ!さすがは先輩!部長だけのことはありますね!」
「一言余計だ、凜子。私が全力を出せば人の一人や二人集めるなんて朝飯前だ!」
「頼もしい限りですぅ〜!では柳凜子(やなぎりんこ)、早速、台本を渡しに行って参ります!」
「ちょっと、待てぃ。そんなに急ぐな。実はまだ──その、なんと言うか、直接話はしてないのだ」
さっきまで空気が一瞬で凍りつく。
「今、なんと?」
「だから〜ぁ、遠くから見ただけで接触はこれから……」
「さおとめ、せんぱぁいっっ----------!!!!!!!時間もないのに、もし交渉に失敗したらどうするんですかぁぁ」
「大丈夫だ。必ずなんとかしてみせる!」
これは演劇部の威信にかけても必ずやあの子を入部させねば!
確実に未来はない。