【COLORS②】スイカに恋したい
パチパチパチパチ
幕は閉じ、
会場は拍手の嵐だった。
しかし、
私の心はどんよりとまさに嵐が起こる前兆であった。
「信じらんない!海のバカバカ!!」
「……そんなに怒らなくたっていいだろ」
「じゃあ、間違えたとでも言う気?私のファーストキスがあんな公然にさらけ出されるなんてぇ〜」
「……間違えたわけじゃねぇよ。お前のことが好きなんだ」
私のことが好き?
海が私のこと──
バンッ!!!!!!!
楽屋の扉が勢いよく開いた。
「とってもよかったわ!やっぱり私が見込んだ通り!ありがとう!」
「……」
「どうしたの?二人とも恐い顔しちゃって」
「……その」
「大成功だったわけだし、もっと明るくぱぁ〜といきましょう!」
私も海も本当のことは言えず、この場では愛想笑いするのが精一杯だった。
幕は閉じ、
会場は拍手の嵐だった。
しかし、
私の心はどんよりとまさに嵐が起こる前兆であった。
「信じらんない!海のバカバカ!!」
「……そんなに怒らなくたっていいだろ」
「じゃあ、間違えたとでも言う気?私のファーストキスがあんな公然にさらけ出されるなんてぇ〜」
「……間違えたわけじゃねぇよ。お前のことが好きなんだ」
私のことが好き?
海が私のこと──
バンッ!!!!!!!
楽屋の扉が勢いよく開いた。
「とってもよかったわ!やっぱり私が見込んだ通り!ありがとう!」
「……」
「どうしたの?二人とも恐い顔しちゃって」
「……その」
「大成功だったわけだし、もっと明るくぱぁ〜といきましょう!」
私も海も本当のことは言えず、この場では愛想笑いするのが精一杯だった。