短編■ 偉大に冒涜
四人目はベアワンピ一枚を着ている。
ショールやボレロ、何かで肩を隠すのが常識だったはずだ。
《露出し過ぎで目のやり場に困るじゃない!》
五人目はミニワンピを着ている。
この際マナーがどうこうよりパンツが見えるだろう。なぜにそのような丈を選んだのか。
《普通に分かるでしょ!》
六人目は髪の毛をおろしている。
食事をする時にだらしがないから、アップスタイルが定番だったはずだ。
《もう百歩譲るからハーフアップにしてよね!!》