恋…焦がれて…。
悠斗は少し驚いていた…
勢いにも驚いていた…
しかし返事は早かった
「気持ちは嬉しいけど…ごめん…気持ちに答えてあげることはできない…俺好きな人いるし…」
美優の顔が頭をよぎった…
あまりの返答の速さに柚子は呆気にとられていた…
「俺…バスケ一生懸命頑張ってる柚子好きだよ!でもそれは恋とかではなくて、妹みたいに好きって感じなんだ…」
柚子は黙っていた
「俺の勝手な話しなんだけど…うちさぁ…親、離婚してんだ…んで、妹がいるんだけど別々に住んでて会ったりできないんだ…柚子がどことなく妹に似てて、いつのまにか妹と重ねてしまってたのかも…」
「だから一緒にバスケしたかったりで…もしそれで俺が勘違いさせてしまう態度とってたらごめん…」