恋…焦がれて…。
「もういいから…どうして学校来ないの?」
柚子は黙ってしまった
千夏は柚子が話しだすのをただ隣で待っていた
そんな千夏がとても安心できた
柚子は話しだした
「…私、千夏にもだけど…皆にも…いっぱいひどいことしちゃって…話とかしたくてもできなくて…どうしたら前みたいになれるかもわからなくて……どこにいても独りぼっちで…耐えれなくて…」
千夏は柚子の一言一言をしっかりと聞いていた
「人に会うのが怖くて…自分のせいなのに受けとめたくない自分もいて……でもずっと考えてた…私、最低だった…前みたいな私に戻りたい…」
千夏は優しくうなづいた
「あとね…」
柚子は下を向いてしまった
千夏は柚子の手を握った