恋…焦がれて…。


柚子はやっと悠斗に振られたことと向き合うことができた

柚子は大声で泣きだしてしまった…

千夏は優しく抱きしめてくれた

柚子は涙が枯れてしまうほどに泣いた

「わたじ…ごいじで…だめだめだっだげど…ずぎなぎもぢは…ほんぼのだっだんらもん…」

千夏はようやく話しだした
「柚子は全部が全部悪くなんてないんだよ!確かに、周りが全く見えてなかったのはよくなったけど…でも、新しい自分に出会えたんじゃないの?積極的になれてたし♪」

少し泣きながら

「わだじ…まだ…まえみたいにもどれるがなぁ…」

「前みたいには戻れないよ…」

柚子は悲しさのあまり声も出なかった

しかし千夏の顔は穏やかだった
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