恋…焦がれて…。
校門の前に辿り着いた…
入学式…柚子は自分がこんな気持ちになったり、たくさんの壁を乗り越えるようになるなど全く考えていなかったことを思い出していた…
柚子はこれから何が待っていようがもう逃げない…
そう心に誓い門を通っていった
教室に向かう
こんなにも遠かっただろうか…
たった少しの距離が何十メートルにも何百メートルにも感じられた…
ついに教室の前
入学式の日も今とは違う気持ちだったが入るのにためらっていたのをまた思い出していた…
そして悠斗と出会った事も…
勇気を振り絞り戸を開けようとした
…が、手が震えてしまい開けることができなかった…
あんなにも決心してきたのに…
開けることが出来なかった…