恋…焦がれて…。


柚子は自分の弱い部分に飲み込まれそうになっていた…

気持ちがすごく揺らいでしまっていた……

やっぱりやめてしまおうかと振り返ろうとし時

手をつかまれた…

驚きながら顔を向けると…
千夏だった

「柚子ー!何処にいこうとしてたの?行く場所はここで間違ってないでしょ!!」

柚子の顔はとても心配そうで不安げだった…

「一人で来るとか…大丈夫とか言っときながら…全然大丈夫じゃなくなってたぁ…私また逃げ出そうとしちゃってた…」

千夏はしっかりと柚子の手を握った

「ここからは私も一緒にいるから!逃げてちゃダメだよ!!柚子!」

千夏の真剣な眼差しに柚子はまた勇気をもらえた

柚子はゆっくりと戸を開けだ
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