恋…焦がれて…。
−第七章− 〜恋の果て〜
このまま話せないまま悠斗が部活を終えてしまう
そして接点がなくなってしまうのではと
柚子の心は焦っていた…
しかし練習中は集中し頑張っていた
日課の居残り練習…
一人になってしまうと心が乱れてしまいうまくいかなかった…
何もできずにまた一日が終わろうとしていた…
帰り道…一人寂しく悠斗の事を考えながら歩いていた
何だか大きな音が鳴り響いていた
柚子はボーッとしていたため気付いていなかった
目の前に何かが覆いかぶさるように現れた
体は壁の方へとおおいやられた…
柚子はぶつけた衝撃で少し腕を傷めてしまった
何が起こったのかまったく理解できていなかった…
車のクラクショクが鳴り響く
「危ねぇーぞ!死にてえのかバカヤロー!!」
そう言って車は立ち去っていった…
柚子は車にはねられそうになったのだった