恋…焦がれて…。


柚子は朝食を食べだした

今日はしっかりと食べることができた

食器を下げて急いで準備の続きにかかる

今日もポニーテールだったもうお手のものだ

居間を通り玄関へ、鞄を持って家を出た

もちろん玄関でのチェックはバッチリだった

「いってきまぁーす!」

「いってらっしゃい!気を付けるのよ!!」

母親の言葉も半分ほどしか聞かずに飛び出していった…

今日も天気は良く空は澄んでいた

鼻歌を歌いながら歩いていると

「ゆず子っ!」

振り返ると斗真だった

「朝からなんなのよぉー!私は気分がとってもいいんだから邪魔しないでよねぇ…!」

「邪魔じゃねぇよ!一緒にいこうぜぇ!!」

「えぇっ!?なんでよぉ…小学生の頃だって低学年ぐらいまでしか一緒になんて通ってなかったのにぃ…」

「なんだよぉ…わりぃのかよぉ……」

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