恋…焦がれて…。
「でもさぁ…二人っきりだったし、手なんて握られてさぁ…ドキドキしたんじゃないのぉ♪?」
千夏の顔はとても何か言いたげだったそして笑っていた
「ドキドキ…?したかなぁ?分かんない…バスケに夢中だったから♪♪」
千夏は拍子抜けした顔をしていた
「ゆっ柚子………」
「なに?♪」
柚子は千夏が何を期待していたかなどちっともわかっていなかった
「まぁ!柚子らしいけど!これからだよねぇ♪♪」
「もぉーさっきから何なのよぉ!!」
「柚子にはまだ早いのよ♪」
「早いって!?何がよぉ!!!!!」
千夏は笑ったままで教えてくれなかった
チャイムが鳴った…
「じゃぁ!放課後部活希望の紙出しに行きますかぁ!」
「そうだね♪」
二人は教室へと戻っていった