恋…焦がれて…。
部活は終わった…
柚子はまだ夢のようだった
まだ入って間もないのに自分が選ばれるなんて…
選ばれることがこんなに嬉しいことなんて…
柚子はじっとしていられなかった
もちろんその日も残って練習に励んだ
ベンチだろうけども選ばれなかった人に恥じぬように
より一層身が入った
気付くと悠斗がいた
「よっ!やってるねぇ♪」
柚子は満面の笑みで
「はいっ!!!」
「なんかいいことあった?」
「実は私…今度の試合にスタメンじゃないんですけど選んでもらえたんです!!」
柚子は嬉しさのあまり体をじっとしてはいられなかった
「本当かよ!?すっげぇじゃん!一年でしかも中学からスタートなのに選ばれるなんて!やっぱ俺の目に狂いはなかったぜ!!」
悠斗の顔は得意げだった