恋…焦がれて…。
―翌朝―
柚子は昨日の出来事が忘れられないでいた…
「…ゆず子っ!!」
柚子は誰かに呼ばれているのにやっと気付いた
斗真だった
「なぁーんだ…斗真かぁ…」
「何だとは何だよ!失礼な奴だなぁ!!何回呼んでも全く気付かないんだもんなぁ…!!」
「えっ!?そんなに呼んでた?一回だけじゃないの?」
「んなわけあるかよ!何回も呼んだけど全くだったぜ!!何なんだよ!」
「ご…ごめん……」
いつもと違う柚子に斗真は戸惑った
「いやっ!いいけどさぁ…そーいやぁーゆず子!メンバーに選ばれてたじゃん!すげぇなぁ!!俺なんてミニバスやってたのに全然だぜ…」
うわの空の柚子
「…うん」
「やっぱ残って練習してるからだろ…!桜井さんと…」