恋…焦がれて…。


「けど…何?」

千夏は柚子の顔を見た

「それだけじゃないかもってこと!」

「それだけじゃ…ない?」
柚子には全く訳が分からなかった…

柚子はちょっと恋愛にうとかった

それには理由があったのだが……

「あとねぇ…家まで送ってもらってたんだけど…先輩家逆方向だったみたいなのぉ…!!」

「本当!?柚子…大事にされてるねぇ…羨ましいよぉ…私にはそんなことしてくれる人いないもん!!」

千夏はふざけて柚子をぽかぽか叩いた

「先輩…律儀だしスポーツマンって感じだからだよ!自分が誘ったからって思ってて…だからだよ!…きっと…」

「でも…素敵な人に出会えてよかったねぇ♪最近柚子絶好調だね♪」

「確かにそうかも…」

二人は笑いあった

< 60 / 143 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop