恋…焦がれて…。
「いいよ!それより大丈夫?どこか打ったりしてない?」
悠斗は優しかった
「はい…!先輩のおかげで…先輩こそ大丈夫ですか?私重いから…」
「大丈夫だよ!俺男だし!鍛え方が違うんだよ!!」
悠斗は笑顔を見せてくれた
柚子の心臓は破裂してしまいそうなほどだった
「よしっ!今日はここまでにするか?」
そう聞くと柚子は頭を下げダッシュで行ってしまった
柚子は急いで着替え帰って行った
まだ胸の鼓動は鳴り止まなかった…
柚子は今まで感じたことのない気持ちで一杯だった
胸が押し潰されそうだった
これは紛れもなく恋だった…
柚子の恋はもうずっと前から始まっていた…
しかし柚子が恋だと理解できるまでにはまだ時間がかかった…
始まりと同時に終わりも近づいていた……