恋…焦がれて…。


しばらく二人は黙っていた
風の音が響き渡っていた…
「私のせいだから…わり切れなかったら私を無視してくれてかまわない!でも本当に勝手だけど部の空気を悪くしたくないの……試合だって近いし……できればみんなの前では普通にしてもらいたい…でも私の気持ちは変わらないの…恨んでくれてかまわない……ごめんなさい…さようなら…」

そう言って走り去っていった

「何なんだよ…なんなんだよ!!!!!」

また叫んでいた

かと思ったら静かになっていた…

柚子は戻るタイミングがわからないでいた…

さっきから何かが引っ掛かっていた…

声だった…どこかで聞いたことのある声だった

まさかと思い柚子は覗いてみた


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