恋…焦がれて…。
柚子は先輩方に申し訳がなくてしかたなかった…
そしてあんなにも毎日練習をしていたのに先輩にも褒めてもらえてたのに…
何もできなかった自分がとても腑甲斐なく思えてしかたなかった……
試合も終わり会場から学校に戻っていた
みんなは帰って行った…
誰一人として柚子を責める人はいなかった…
それが逆に柚子を苦しめていた……
いっそのこと責めてもらえたほうが気が楽になれるんじゃなかと…
一人体育館にいた…―
柚子は体育館の真ん中で寝転んでいた
目には涙が浮かんでいた…
涙は目からこぼれていった……
声をこらえながら柚子は泣きだしてしまった…―
そんな柚子の頬に何か冷たいものがあたった
柚子は驚いた―