恋…焦がれて…。


―夏休みが終る…―

二学期が始まった

柚子は学校に向かう

とても上機嫌だった

そんな柚子に後ろから

「おいっ!ゆず子!!」

振り向くと斗真だった

「何かよう?♪」

柚子の顔はとても笑顔だった

「べっ別に用はないけど…なんか今日のおまえ変だぞ!!」

「どこがぁ!?変なとこなんて何もないし♪」

柚子は鼻歌を歌いながら学校に向かっていた

斗真を気にすることなく…
いつもなら『ゆず子』と言われるとすぐに反論していたのに今日は全く無反応だった…

斗真は腑に落ちない様子だった……

柚子は早く学校に行きたくてしかたなかった

久しぶりに会う千夏に会いたくて話を聞いてほしくて歩くスピードは早まっていった…

< 86 / 143 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop