恋…焦がれて…。
―夏休みが終る…―
二学期が始まった
柚子は学校に向かう
とても上機嫌だった
そんな柚子に後ろから
「おいっ!ゆず子!!」
振り向くと斗真だった
「何かよう?♪」
柚子の顔はとても笑顔だった
「べっ別に用はないけど…なんか今日のおまえ変だぞ!!」
「どこがぁ!?変なとこなんて何もないし♪」
柚子は鼻歌を歌いながら学校に向かっていた
斗真を気にすることなく…
いつもなら『ゆず子』と言われるとすぐに反論していたのに今日は全く無反応だった…
斗真は腑に落ちない様子だった……
柚子は早く学校に行きたくてしかたなかった
久しぶりに会う千夏に会いたくて話を聞いてほしくて歩くスピードは早まっていった…