恋…焦がれて…。


柚子は前まではどちらかというと少し引っ込み思案なところがあった…

今は見違えるように変わり積極性が出ていた

恋をしたことによって変わりつつあったのだった

…がそれは良いことばかりではなかった…―

恋を知って自分の気持ちに素直になってからの柚子は少し周りが見えなくなっていた……

授業は出席してはいるものの全く内容は相変わらず入ってはいなかった…

休み時間は友達を捕まえてはひたすらに自分の悠斗に対する想いばかりを話していた…

悠斗の姿を探したりもしていた…

部活もいまいち身が入っていない状態のままだった…
男子バスケ部の方が気になって…

悠斗が気になっていた…

二人での練習も続いていた
柚子にとっては幸せな一時だった…

この時間のために学校に来ていると言ってもバスケをしているといっても今の柚子にとっては過言ではなかった…
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