恋…焦がれて…。


柚子は相変わらずの状態だった…

先輩達は何度か注意をしたが柚子には届かなかった

部活でも柚子はどんどん浮いた存在になっていった…
柚子にはもう純粋にバスケをしたいという気持ちが無くなっていっていた

バスケはただ悠斗と自分をつなぐ懸け橋としか思ってなかった…

練習には全くやる気がみられなかった

そんな姿を先生はちゃんと見ていた……

柚子にとっての楽しみは練習後の悠斗と二人きりでの居残り練習だった

以前の柚子は練習後髪が乱れていようがどんな状態でも真剣にバスケに取り組んでいた

普段の練習も一番最後まで練習に励んでいた

今は早く終わるのを待っているばかりでいち早く終わっていた…

何をしているかというと悠斗との練習のため身だしなみが気になるので念入りにチェックをしているのだった



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