ひとりじゃないよね
「ただいま」…

「おかえり、今日は遅かったね」

そんな 母の声は聞こえてこない。

涙が自然に頬に…

一人なんだ。損なことが頭をよぎる。

春子 45才

母との暮らしが終わった。

家族は 母だけだった
一人になったんだ。と独り言がつい口から溢れ落ちる。
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