゚*。林檎。*゚

(パパやるじゃん!)


パパとママは肩と肩をぴったりくっつけて、いい感じ。


「そうだ。」

パパはまた鞄から何かを取り出した。


(彫刻刀!?)


「何するの?」

「今日の記念にこの木に名前を掘るんだよ。」


そう言うと、パパは幹に名前を彫り始めた。


(やめて!パパ、痛いよ!!)

林檎の叫び声はパパに聞こえない。


(きゃぁーー!い痛いぃぃーー!!)


林檎は気を失った―――


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