蒼徒の月/†近藤長次郎†
幼少期の長次郎は本を読み饅頭を売り歩いたのである
そのためこの頃は【饅頭屋長次郎】とあだ名された



そこへ怪我をした岡田以蔵が歩いて来る




「以蔵さん!どういたがぜよその傷」



「大した事ないけんど親父がまた酒に酔うて、お母(おなん)を殴りつけたがじゃ…お母をかぼうて…親父は俺を好かんき…」



それは以蔵の日課になっていた
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