小さな殺人鬼
何を企んでいるのだろうと思いながらも、早く終わらせなければいけない問題なので、飛鳥は頷いた。

「はい。でも、ちゃんと男の子がデビルかどうか確かめ、もしもの場合は隔離してくださいね」

飛鳥は、ニコリとも笑わずに言った。

しばらくすると、港の近くについた。

「じゃあ、私は女の子を探します。神田さん、明日の午後四時にここに合流しましょう」

飛鳥と零都は、そう言って別れた。

今から何が起こるのか、予想もつかないスリルを味わいながら。
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