歪んだお姫様の御伽噺



「本当ですか!?
ほら、お前…はいてみるんだ!!」










しかし見るからに長女の足と靴の大きさは違う。


そして、継母は
彼女にこう言った。






「ほら、このナイフでかかとを削り落とすんだ。」



「で、でも…」



「大丈夫、王女になれば歩くことなんてないだろうからね。」








継母はそう言うとナイフを握らせた。
そして、彼女は自らの足に刃を重ねた。
































ザクッ


























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