歪んだお姫様の御伽噺





そして結婚式


二人は幸せそうだった。

だが、サンドリヨンは周りをキョロキョロと見渡していた。






「どうしたんだい?」



彼がそう問う。



「あ、なんでもないの。」





彼女はそう答える。























何故、
私はあの時の女の子を探しているのかしら




あの見知らぬ子を…
あの時の囁き声も彼女のものだった。



















そして、
結婚式の夜…












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