歪んだお姫様の御伽噺
いきなり白雪の継母に呼び出された
俺はあの人をあんまり好きじゃない
ことあるたびに白雪に突っかかってくるから
いやでも白雪は気づいてないんだけど…
白雪の継母の部屋につきノックをする
「どうぞ」
その猫なで声にぶるりと背筋を震わす
嫌な予感がする
「お呼びでしょうか」
継母の前にひざまずく。
「勿論呼んだわ。貴方に命令がある」
俺はここにつかえている身
命令には逆らえない
「白雪姫の心臓を、この箱に入れてきなさい」