歪んだお姫様の御伽噺









でもそんなに時間は待ってくれないのは俺だってわかってる



「あら見て!!大きいキノコが生えているわ!!!!食べれるかしら…」











木の根にしゃがんで彼女が背を向けた瞬間に俺は背後から彼女に迫る






















「ねえ聞いていて!?」





彼女が振り返った瞬間に彼女の真横に短剣を降り下ろして彼女を抱き締め囁いた


「逃げろ。二度と屋敷に戻るな。」





事情を彼女に説明した。そして俺がいま一つ策があることも説明した
それを聞いた彼女は「そんなことしたら貴方の命が…」とか言ったがそんなへまはしない。


成功させて見せる























好きなやつの命くらい守るのが当然だろう































彼女が森の奥の奥まで何度も振り向きながら駆けて行くのを見て俺は涙が落ちそうになった








さあここからが本番だ































生き延びろよ、白雪










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