あたしの彼氏は暴走族
それでも…
「あと、お前の家の情報をハッキングさせてもらった」
「え…」
「お前、本当は何者だ?」
ヤバイ…バレたのかな?
「父親がサラリーマン、母親が専業主婦、兄が一人、弟が2人…」
「そこまで…わかってんだ…」
「でも、お前のことだけは分からなかった。なぜだ?」
なんでって…あたしが小細工してるからに決まってるでしょ!!
って、これあたし結構怪しまれてるよね…
「知らないよ…あたしだってハッキングとか出来ないもん…」
これで少しは誤魔化せたか…?
「そうだよな」
大丈夫だな…ふぅ…焦った~ぁ…
「じゃあ、帰るか」
「うん」
今日家帰ってあたしの情報が漏れないようにしないと…
危ないかもしれないし……