あたしの彼氏は暴走族



「え~っと…何したい?」

「俺、たこ焼きや!!」

「あたし綿飴!!」

「お好みやだろ!!」



あっ…なるほど~皆これで自分のやりたいものを決めるのか



「潤は?なにかやりたいものあるの?」

「射的」

「なんで?ってか危ないじゃん射的」

「人を狙えるから」




この人怖いよ…射的で人狙おうとしてるよ…



「有里は?」

「う~ん…喫茶店とか?」

「射的喫茶?おもしろそ~」

「違うって!!なんで射的と一緒になってんの!?」



「そうかそうか~一宮射的やりたいのか~」



「!!!…先生…」


「人の話も聞かずになにで盛りやがってるのかなって思ってみれば射的喫茶?はっ!!………バカじゃねぇーの?」




「………すみません…」

「分かればよろしい。で、みんなするもの決まったか?」



怖かった……特に最後の一言…



すっごい低い声で「バカじゃねぇーの?」って




あの先生…侮れない…




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