あたしの彼氏は暴走族
「愛媛だって…内野先生…もっと東京とかにしてよ…」
「だな…でも蜜柑食えるぞ」
「あたしあんまり蜜柑好きじゃない…」
「俺のは……香川だって」
「マジ?でも香川ならマシじゃん。うどんおいしいし…」
「まあまあそんなに落ち込むな肉でも食え」
「食う――――!!」
こうなったらやけ食いだ!!
「うぇ……食べ過ぎた…気持ち悪」
「大丈夫か?」
「……多分?あたしもう帰るねバイバイ潤」
「送ってく」
「いいってあたし家遠いし…」
「いや、今バイクとって来るから待ってろ」
潤は優しすぎだよ……
「ホラ後ろ乗れ」
「うん…」
「つかまってろよ」
「うん…」
潤の背中暖かい。落ち着く