あたしの彼氏は暴走族



「はい、シップっス!!」

「ありがとう」

「その人早く治るといいですね」

「……そうだね」


治ってうちを潰しに来ても困るんだけどね…



あたしは、急いであの汚い部屋に戻った



「はい!!シップ」

「じゃあ、貼ってくれ」

「どこ?」

「肩」

「これじゃ貼れないから、脱いで?」

「あい」


ワイシャツを脱いだ赤沢の背中は傷だらけだった



「ここ?」

「こうちょい右」

「ここ?」

「もうすこし上」

「ここだ!!」

「そこ」

「ずいぶん楽しそうじゃん。潤」

「よう、龍」

「誰?隣の女」

「あぁ、俺のペット」


ペット……!?


あたしいつの間にペットになったの!?




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