死 神 少 女

段々と意識が薄れていく。



もう、眠ってしまおう─…



俺が意識を手放そうとした、その時、


「…ねぇ。」


彼女が口を開いた。


話し掛けられた事で、眠りそうになっていた意識が戻り、薄目で隣を見ると、


相変わらず目は閉じている彼女の横顔があった。


「何…?」


俺も目を閉じたまま、返事をする。



魔 鬼 は 言 っ た 。


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