みぃつけた














…そうか。




これは、


義昭の“復讐”なんだ。


スピーカーは更に話しを続けた。


「お前らには、今から一日、俺に見つからないように、隠れたり逃げたりしてもらう。つまりかくれんぼだ。……もし俺に見つかったら、さっき水野に言った通りだ。俺がこの手で腹を八つ裂きにして殺す。」

「なんで俺らまで巻き込まれなきゃいけねぇんだよ!!」
男子の一部が声を張り上げた。





義昭は静かに鼻で笑った。
「いじめは、ただ見てるひともいじめてるひとと同じだって、先生から習わなかったのか?」





言い返せる奴は誰もいなかった。



< 12 / 50 >

この作品をシェア

pagetop