みぃつけた










―後10分。




義昭がそう言ってから三分くらいたっただろうか。




ひとまず俺と紗英子はまた荒れ果てた教室に戻ったが、
行動を次移すことがに出来ず
ただ寄り添っていた。






3つの棟と体育館、それから大講堂から成り立つ俺らの校舎に、
みんなはすっかり身を隠してしまったため、

教室はがらんと、ただ静まり返っていた。


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