本気でハマった女
「み~ゆ。どうしたん体育座りなんかして笑っ」


「魁…ごめんね」


「ん?いいんやで?付き合ってるんやから笑っ
なんや?なんで凹んでるん?」


「怒らないの?」


「悪いことしたか?」


「してない…でも、名前が…」


「俺別に辞めてもいいと思ってるよ。」


「え?」


「実夢が大事だから。向いてヘんし笑っ」


「…………」


「実夢だって本当は、辞めて欲しいやろ?でも、言えないの分かってるしな。昼間の仕事やるから実夢は、学生でキャバあがれよ?学費稼がないけないの分かってるからさ。」
実夢は、涙目で俺に微かな声でありがとうそう言った。
< 118 / 246 >

この作品をシェア

pagetop