本気でハマった女
「と言うことだからな。今日俺は、雫と出掛けるから帰り遅くなる。さーて俺は、四時間ぐらい寝るわ」
亮疲れてるんやな。
フラフラやん。


「魁?ホントに家にいる?」


「ん?ほんやで?」


「あのね…不安なことがあるね…」


「なんや?」


「今日知らない番号とメルアドから変なメールあったの…」


「ん?見せてみん。」


[実夢ちゃんてやりまんなんでしょ?俺ともやってよ♪中だしするよ♪]
[中だしさせて]
全てのメールと留守番電話がそんな内容だった。なんや?なんで実夢の電話とメルアドが出回ってるんや?


「なんか怖くて……っう…」
俺は、泣き出した実夢を優しく抱き寄せた。落ち着くまで優しく。
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