本気でハマった女
(あいつ…なんか、考え事してるな。)
俺は、実夢が昔から好きだ。でも、自分の気持ちを伝えようとかしたことは一度もない。ただの逃げかもしれないな。この関係が少しでも壊れることが嫌で言わないでいる。
そして、魁が現れ実夢を奪っていった。俺は、実夢が幸せならそれでいい。

「天海さん!面接の子が見えました!」

「あぁ、今行く。」

「綺麗な子ですよ!きっと葵さんの変わりになるんじゃないですかね!」
こいつは、まだ見る目がないやつだからな。
事務所に足を運び扉を開けた

「遅くなってすまない。天海だここの店長をしてる。」

「初めまして。菊池まりといいます。よろしくお願いします。」
この女が実夢を苦しめる敵だとは、わからずに俺はこの女を採用してしまった。
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