本気でハマった女
『それに魁名前知らないって言ってたじゃん?』
魁が怒っているのが解る。


『亮!一緒にペットショップの前で実夢みただろが!実の妹分からないわけないだろ!!俺言ったよな?気になってる子だけど声かけられないって。いつも泣いてるから!』


『まぁ…そうだけど…紹介したくなかったの。実夢傷ついてたしな…』
葵さんが


『最低………』


『あっあの…魁も葵さんも余り亮のこと怒らないで?亮…私のこと心配してたし…まだ話せないけど魁になにがあったか話すから…』


『実夢…』
そう言って亮は、抱きついてきた。
魁は、亮の腕を掴み。


『抱きつくな!変態兄貴!』


『魁には、絶対実夢のことやらないからな!』


『うるせー変態!』
そう言って魁は、私を引き寄せた。
私は、心臓がドキドキし過ぎて死ぬんじゃないかと思った。
どーして魁にドキドキするんだろう?
その時は、まだ自分の気持ちに気がつくことさえできなかった。


『すみません。佳奈さんとまなさんです。』


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