本気でハマった女
俺は、小さい頃の話や悠の話を実夢にしたんやけど…こいつ…聞き上手やんな?
俺話し余りしないのに…話したくなんねん

『魁!いつもどってくるの!?』


怒鳴り声が聞こえた。
『またか…面倒やな…』


すると実夢は
『魁早く行ってあげなよ。』


ズキ…(なんやろ?俺ショックうけたん?)
『実夢?寂しくないん?』


『そんな訳じゃないよ?ただ実夢は、我慢するのなれてるから(笑)』


意外に素直に言う実夢の頭をくしゃくしゃ撫で
『待っててな』
俺は、指名客の席に向かった。
俺の客が実夢にライバル心を燃やしているのも知らずに…
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