かげろう
招待状
【私、好きかもしれない】
【誰が?】
なんて聞き返すマデもない親友メィからの言葉。
大人になった私たちの夏の始まり。
20代前半。
学生だった私は自分の居場所をずっと探してた。
あれから5年。
今の私には【なんとなく】な仲間がいる。
そう、なんとなく、な。
【出会ったきっかけ
SNS:45人】
学生最後の初夏、何気なく開いた雑誌の1行に釘付けななった私。
もちろん彼氏なし。
季節は初夏から真夏へ。
ちょっと年上なお姉さん、あんなさんと出会い。
あんなさんははふわっとかわいらしい人だった。
そして、彼女が、私が探してたSNSの招待状を持ってる人だった。