princess~私の宝物~
今度は利香とまたショッピングしよ~っと。
後、誕生日にはケーキ作ってあげようかな~*
チョコがいいかな?それとも大人に抹茶?
それより前にケーキ作れるかな??笑
そんな考えをしながら歩いた帰り道。
夕日が眩しかった。とってもキレイだった。
【姫奈!!!】
この声は利香?
「あっ利・・」
振り返ってみても誰もいない。
「おかしいな~利香の声がしたような~。まぁ気のせいか」
辺りを見回していると、二匹の蝶が私の目の前を通った。
夕日のせいか一匹はピンク色に光って、一匹は水色に光っていた。
「キレイ*」
すると水色の蝶が高く空へ飛んでいってしまった。
ピンクの蝶は地面に止まったまま。
「あっ行っちゃった」
私は水色の蝶を目で追いかけた。
そして家へゆっくり歩き出した。