princess~私の宝物~

今度は利香とまたショッピングしよ~っと。

後、誕生日にはケーキ作ってあげようかな~*

チョコがいいかな?それとも大人に抹茶?

それより前にケーキ作れるかな??笑

そんな考えをしながら歩いた帰り道。


夕日が眩しかった。とってもキレイだった。

【姫奈!!!】

この声は利香?

「あっ利・・」

振り返ってみても誰もいない。


「おかしいな~利香の声がしたような~。まぁ気のせいか」

辺りを見回していると、二匹の蝶が私の目の前を通った。

夕日のせいか一匹はピンク色に光って、一匹は水色に光っていた。

「キレイ*」

すると水色の蝶が高く空へ飛んでいってしまった。

ピンクの蝶は地面に止まったまま。

「あっ行っちゃった」

私は水色の蝶を目で追いかけた。

そして家へゆっくり歩き出した。





< 126 / 138 >

この作品をシェア

pagetop