flash five*。イケメン達との恋。*
*遙さんとバスケ対決
「無理ですよ!負けますッ!」
「いいから」
そういうと遙さんは何処からかバスケットボールを持ってきて、ポイッとあたしに向かって投げた。
あたしは慌ててそれをキャッチして、遙さんを見る。
本気だ…本気の目をしてる。
遙さんは聞いたところによると、運動神経が良くて何でも出来るパーフェクトボーイらしい。
んあー無理だよ!
でも……やるしかないかッ!
「はい、最初は何ですか?」
「フリースロー」
「はい」
ボールをつきながら、フリースローラインに立つ。
久々だからな…入るかな?
すぅと息を吸って、ボールを顎のところに構える。
そして黒い枠を狙って、弧を描くように投げた。